2月9日、震えるこの胸、

2月9日、私は木村拓哉に骨の髄まで奪われた。




これを書くにあたって久しぶりにはてなブログを開いたのですが、キンキのコンサートに行ったのがもう2ヶ月前になるんですね……58日前って書いてあって普通にビビりました。

そのブログに「木村くんのソロコンの応募締切もうすぐだから申し込み忘れるな」みたいなことが書いてあったので、いいぞ完璧だぞこの流れ!と思いブログを書くなどした。

レポのつもりだけどレポじゃないです。全然レポじゃないです。



書いてはみたものの、公開するかしないかとても迷いました。なんといってもこの界隈はとっっっても難しいです。本当に。今回のソロコンでのあれこれをどう受け止めるか、本当に人によって違いますよね。できるだけいろんな方の感想を読みました。こういうのしばらくしていなかったのでかなり……メンタルにきますね。3年前の私すごいなぁ。これから書くことはいちオタクのただの感想です。これが全オタクの総意じゃないし正しい意見でもないです。ただ私が感じたことをばーって書いただけです。嫌だと思うこと、その嫌だを共有することは自由ですが、それを私にぶつけられるのは困ってしまうのでご遠慮ください。なんか嫌な予感…って思った方はさよならでお願いします。お互いその方がいいですもんね!











木村拓哉のソロコンサート、Go With The Flowに行ってきた。


前にも言ったけど2019年の私のチケ運といったら最凶最悪で、自名義で勝ち取ったチケットは0枚という奇跡的な記録を叩き出した。

そんな一年を過ごしていたので、正直今回のソロコンも8割諦め、1割期待、1割どうせ落選だからチケットのことなど記憶から抹殺しろという謎の声、で年末年始は構成されていた。



年末年始はすごかった。
晦日にごろさんと剛と慎吾がガキ使に出演、「中居くん」というワードを惜しみなく連呼し、松ちゃんどころか全オタクの思考を停止させた。
年明け後のななにーでは、慎吾が、ドラマ『グランメゾン東京』を観ていたという衝撃(まぁ私は観てるとおもってたけどな)の事実を告白し、それにとどまらず木村拓哉演じる尾花夏樹の三ツ星ポーズまでした。



共演はない、名前を言うこともできない、そんな暗黙の了解を私たちは理解していたが、はいそうですかわかりましたーとすんなり受け入れて消化することは難しい。だって今まで当たり前の世界にいたし。
心のどこかでいつかがあるのではないかとすこしだけ期待して、残酷な現実に打ちひしがれて、メンバーそれぞれの活動を喜び楽しむことでなんとか生きていた。少なくとも私は。

そんな毎日に慣れていたから、突然のそれに心が追いつかなかったし、涙が止まらなかった。

ガキ使で笑い、カウコンのキンキの夜空ノムコウで泣き、ななにーで泣き、つまり私の2020年の始まりは泣いていた。まぁキンキさんに泣かされたんやけどな。





そんな濃い年末年始を過ごしたわけだが、私の木村拓哉に対する執念は元来のなんでも忘れる鳥頭をも凌駕した。

そう、当落を忘れてはいなかった。


あれ当落いつ?10日?あと8日じゃん……みたいなことを何回か繰り返し、ついに迎えた10日。忘れもしない、電車の中、あのログインした時の気持ち……(メールはなかなかこない)


第一希望当選!2月9日!2枚!


電車の中でなかったらきっと超音波みたいな奇声を発していただろう。っていうか人に聞こえてないだけで多分出てた。


こんな喜んでいるがその後問題になるのが冷静になって発覚したこの2枚ってとこで、あろうことかいつもの癖で(他の現場などの)申し込む時に2枚にしていたのだ。無意識に。一緒に行く相手もいないのに!!(ともだちがすくない)

とりあえず、なんやかんやあり同行者の方も決まり、本格的に私は1ヶ月後の為に生きていくことになった。



「あ、もうすぐソロコンじゃん!」と思えば朝が来ることもつらくないし(単純に家から出たくない)、冬の寒さにも耐えられるし、変に気分が高まって例年よりも買い物をした。早く来いとも思うし、まだもうちょい延ばして…引っ張って……とも思った。単純に終わって欲しくなかった。





そしてついに2月9日。
肉の日。百獣の王ライオンが似合うたっきゅんにはピッタリだね。と思いながら電車に乗る。私情で開場ギリギリに到着することになってしまって(まさかの20分前)、同行者の方をお待たせし申し訳ない……と言いながら入りました。



デジチケ。

アリーナAブロック4列。

死ぬんか?






ステージがありえないほど近い。
今までスタンドは当たり前でアリーナでもせいぜい後列、基本モニターか双眼鏡が相棒だった。

双眼鏡がいらない世界があった。


あまりの近さにまだ木村拓哉が出てきてすらいないのに固まったし、周りの方と見学に来てるのは誰だ〜で盛り上がった。いやまさか体を曲げて後ろを振り返って双眼鏡を覗くことになるとは思ってなかったよ。



暗転



Flowが流れ、ところどころで悲鳴が聞こえてくる。

あ、くるっておもった。




ポップアップで登場するのはずるい!!!!!




正直ここら辺は記憶にない。

いやだって、木村拓哉が、目の前にいる。
多分手を伸ばせば届くし(届かない)頑張れば抱き締めることだってできる(できない)。

とにかく声にならない悲鳴をあげていた。
ペンラは添えるだけ、ただひたすら歌う木村拓哉を見ていた。

顔がはっきり見えるほど近くに木村拓哉が来たけど、たぶん感極まって発した私の小さい「拓哉……」なんて声は誰にも聞こえてない。むしろたくやという三文字を紡げたという事実を褒めてほしい。



火の粉巻き散らせながらポップアップで登場して歌うNEW STARTは間違いなく全国民が知っている木村拓哉だったし、弱い僕だからは懐かしさで泣きそうだった。ス、擦り切れるほどみてたから。


「ようこそ!お待たせしました!」
「キャーーーーーー!!!!!」
「昨日は久しぶりのステージでかなり緊張してたんですけど、今日はリラックスしてます!」
「キャーーーーーー!!!!!」
「(センステの方指さして)そっちも行っていい?」
「キャーーーーーー!!!!!!!!!」


と、あいさつからすごかった。何を言うにも何をするにも歓声。なんてったって地球を抱いてる男。

「そっちも行っていい?」と言うところが木村拓哉、いや私たちが愛するたっきゅんです。そっちに行くぜ!とかそっちにも行ってやるよ!とかじゃなくてね。いやそれでもかっこいいけど。


ドリンクを取ろうと屈めば歓声、飲めば歓声。出てきたマイクスタンドを立てれば歓声。
「お前(マイクスタンド)は出てきただけでこんなにキャーキャー言われていいよなぁ」
なんて言っちゃう木村拓哉かわいい。


MC的なご挨拶が終わり、そのままセンステでYour Song、サンセットベンチ。センステだったので後ろ向かないとお姿が見れないんですけど、後ろ姿なので振り返ってモニターのお顔見てまたセンステ見てまた振り返ってみたいなことをずっとしてた。周りの方もみんなそうだった。それぞれがモニターみたり木村くんみたりしてたけど、周りの方と目が合うことなんてなかった。みんなの視界には木村拓哉しかいない。





こうしてレポという名の記事を書いていながら何回も申し訳ないのだけれど、正直本当に記憶がない。


というかこの際開き直るけど、人生で初めて愛してやまない人をあんなに近くで見て、歌声に酔いしれて、普通に考えて記憶があるわけがない。


アルバムを受け取った日から毎日聴いていた(I wanna say I love youがとてもすき)。パソコンから取り込んで電車に乗りながら聴いていた(20200101と共に)。

毎日聴いていた曲を、愛おしいあの声で、ハチャメチャに上手く、目の前で歌われたらもうどうしようもない。


目、鼻、口、汗、おでこに張り付いた前髪の束、マイクを握る手、指先、捲りあげた袖から覗く腕の筋肉の質感、パンツのダメージ具合い、木村拓哉の全てを詳細に見て、目に焼き付けた。

本当に何も考えずに、途中ペンラを振ることすら忘れてまっすぐ木村拓哉だけを見ていたわけで、その時の感情とか覚えてないよね……いやだって目の前で歌ってるんだよ木村拓哉が。


だからやっぱり、木村拓哉と、木村拓哉の歌声と、木村拓哉の私に向けた笑顔しか覚えていない。




speaking to world、曲が好きだからわくわくしてて、さらに木村拓哉がダンサーさんと踊るから余計好きな曲になった。木村拓哉さぁ、歌筋もダンス筋も全然衰えてないじゃんね。すごかったよ。CD音源かと思ったし、ダンスだってブランクなんて全くなかった。
47歳、アラフィフと言われる年齢で、あれだけ歌えて動けて、美人。天性のものでもあり、負けず嫌いな彼の努力の賜物だと思う。

UNIQUEでハッピーバースデー!と共に両脇のモニターに誕生日の人のお名前がずらーっと流れたのよかったなぁ。そういうとこ好きだよ。誰よりも自分の誕生日が好きって自負してるけど、ちょっと自分の生まれ日が今日なら…とか思った。




ここでガラッと雰囲気が変わる。

それまでのソービューティフォーソーハッピーで忘れかけてたけど、木村拓哉って全国民を抱いたことがある人間だったのだ。

黒いジャケットを羽織って黒いハットを被って、全身黒という出で立ちで女性ダンサーと絡む。


彼はエロスを愛しエロスに愛されたエロスの化身だ。かつて同い年の男からエロエロボディと評されたその美しい身体を妖艶にくねらせリズムをとる……

みんなさぁ、結局木村拓哉と女を絡ませればいいとか思ってない?そうなんだよ!木村拓哉と女!女を抱き寄せて口元を歪めるの。そうすればなにもかもが上手くいくの。思えば地球温暖化も心做しか収まってきた気がします。



Style……

うっかり前日のレポを目に入れてしまったので、Styleを歌ったこともSHAKEとOne Chanceと夜空ノムコウを歌ったことも知っていた。

知ってはいたけど、イントロが流れた瞬間声にならない悲鳴をあげていた気がする。人間、窮地に陥るとヒッヒィィィィって言うらしいということも知った。


センステだったから私はまたモニターと木村拓哉の後ろ姿をロボットみたいに首をぐるんぐるんさせて繰り返してた。Style。実は少しだけ泣いた。




Style後のMC。

「今年はねずみどしですけど、12年前……前回のねずみどしの時に久保田利伸さんに提供していただいたソロ曲を。あれから僕も大人になったし、見てくださってるお客さんも大人にね」

12年なんてあっという間だし、世界もがらりと変わる。消費税は5%も上がってるしSMAPはいない。私も自分で働いてお金を貰えるようになるくらいにはいくらか大人になった。

木村くんは今年年男だもんな〜。カウコンいつか出てね。




「みんなもうさぁ、新聞とかYahooニュースとか見てるでしょ?知ってるでしょ?」
「今日はちょっと……大人な感じでいこうかなと」
「昨日と同じことやんのはつまんないじゃん?」

ザワつく。なんにもおぼえてないくせに、自分の心臓が耳のすぐ横にあるんじゃないかってくらい響く音を今でも覚えていて、その感覚でどきっとする。

バンドが音を出し、コーラスの方々が一節を歌う。

木村拓哉は花道を歩きながら少し笑っていた。




らいおんハート




息をすることすらできなかった。

MCだったから周りみんな座っていて、もちろん私も座っていて、メンステにポツンと置かれたマイクスタンド、マイクを右手で持ち流れるイントロ、何が何だかわからなくて背もたれにからだを預けてぼろぼろ泣いた。泣きながら顔を見合わせてもっと泣いた。久しぶりに人前でこんなに泣いた。

立ったのかそのまま座ってたのかも覚えてない。
マイクスタンドの前に立って変わらずあの振り付けをする木村拓哉とバックダンサーの4人を見て涙が止まらなかった。SMAPだって思った。



私は人より感性がひねくれていて、万人が好きな曲ではなくアルバム曲の中でもマイナーな曲やアルバムにも収録されてない、シングルを聴いて見つけ出すしか手がないようなカップリング曲が好きだったりする。

SMAPの曲で好きなのは?と聞かれて答えるとするなら、世界に一つだけの花とかオレンジとかみんなが知ってるような曲を挙げないことが多い。


そんな私だけど、らいおんハートはずっと好きだった。なんでか知らないけど。そう言えば、ビクターさんのSMAP 25 YEARSのポスター抽選で当たったのもらいおんハートのジャケットだった。相思相愛だね。
歌はもちろん、あの振り付けもとても好きで。
エスマのマルチアングルをそれこそ死ぬほど繰り返し観ていた時期もあった(中居担なのでまぁ回数的には中居マルチアングルを見た回数が多いと思うんだけど)。みすぎたから今踊れと言われたら踊れる。

それくらい好きな曲だったから、余計嬉しかった。





冒頭でも書いたが、今回のこのソロコン然りSMAP曲歌唱然り、多分かなり意見が分かれるのだと思う。

SMAPの曲を歌ったということは今でも5人は繋がってると言う人、3人が歌えないのに木村くんだけずるいという人、SMAP時代を消化して木村くんは前に進んだと言う人、SMAPとは関係ないし4人とも関係ないと言う人。本当にそれぞれで、単純にすごいなと思った。
木村拓哉SMAPの曲を歌った」という一つのことに対してこんなに様々に意見がわかれている。これはきっと自分の応援のスタンスによって感じ方も違っているのではないかと思う。


ネット記事だったりTwitterだったりでほんとうにすごく幅広い感想を読んで、私も考えたし、どういう風に言葉にするかとても悩んだ。
自分と違う感想を読んで、こんな風に思ってるなんておかしい!などとは思っていない。自分がそう思っていることを言っているだけだろうし、個人の意見は尊重されるべきだと思っているし、これだけファンが分かれているんだから意見もそりゃ分かれるだろうと思っている。誰の意見が正しいわけでも間違っているわけでもない。その人がそう思ったなら、その人の中では絶対的なのだ。




それを踏まえて、結局何が言いたいって、とにかく最高だったということ、歌ってくれてありがとうということ。


私は頭があまり良くないので考えて出てきたのは、嬉しい幸せありがとうという感情だけだ。
ああだこうだ考えられるほど元々の脳みそができていない。

4人と繋がってるとか繋がってないとか、歌った訳とか、思惑とか、そんなん知らん。
木村拓哉がらいおんハートをバックダンサー4人引き連れて、当時と同じ振り付けで踊り、歌った。これが事実だ。


木村拓哉がどういう風に思って歌ったのかも、なんで歌ったのかも、4人と今どんな感じとかも、全く知らないし知れるわけないけど。



でも、私は、らいおんハートを歌う木村拓哉のこころの中には、絶対に4人がいると感じた。きっと5人で、SMAPで歌っていたあのときを思い出して歌っているのだと感じた。
これは私がスマオタで、かつあの空間にいて自分の目で見て感じたことで、これについてもまた意見が分かれるのだろうと思う(否定はしないでほしいというささやかなお願い)。




あのとき、目の前で繰り広げられたらいおんハート、その時の感情、私のお粗末な記憶力を持ってしても鮮明に覚えている。

マイクスタンドの前に立つと、何回も何回も見たあの振り付けで踊り始めた。上半身のリズムの取り方、流れる指先、足のステップ。あぁ、ここでみんな踊り続けるのに木村くんはAメロ歌うから先に戻るんだよね。でも、今はひとりだから。


木村くんはどんな思いで歌ったのかな。5本あったマイクスタンドは1本になった。歌い継ぐ必要はない。センターで歌う。バックダンサーは4人。同じような真っ黒の衣装を着て。




らいおんハートを歌った後、MCで木村拓哉はさんまさんに「曲はアーティストのものだけじゃなくて聴いてくれる人との共有物だ」と言われて今回歌うことを決めた、と話してくれた。

「僕だけの曲ではなく、他の……アーティストの人達の曲でもあるので。そして、聴いてくださるみなさんの曲でもあるので」

そう言った。
いろんな感情がごちゃごちゃになりながら聞いた言葉だから一語一句正しいわけじゃないけど。

ゆっくり、少し上を見ながら、言葉を選んで話す木村くんを見てやっぱり涙が止まらなかった。



SMAPの曲をまた歌おうと決めた覚悟は相当のものだと思う。
きっとさんまさんに言われなかったら絶対に歌っていなかった。歌おうと考えてもいなかったんじゃないかな。

ワッツでずっとSMAPの曲を流し続けた木村くん。2017年になっても、変わらず毎週毎週流してくれた。3人が退所する前日はFlyを流して、新しい地図の活動が発表された日にははじまりのうたを流してくれた。ワッツが終わる最後の最後までSMAPの看板を掲げてずっと、何も言わずにSMAPの曲を流してくれていた。


きっといろんな意見や感想があること、木村くんは知っている。全部知ってるし、それを全て受け止める覚悟で歌った。
チームの強さ、SMAPという集合体でしか生まれない力を知っている、と語った木村くんを思い出す。前を見続ける木村くんの目に、あのとき、ひとりきりでらいおんハートを歌ったとき、ほんの少しでも今はいない4人の姿が見えていたらいいなと思った。




ゼロから始めると言ってステージに立ち歌い続ける稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾。再びSMAPの曲を歌うことを決めた木村拓哉。頑なに歌わない中居正広

私は彼らのそういうバラバラで、凄まじい覚悟とひたむきさ、揺るがないファンへの愛がとても好きだ。

それぞれがそれぞれのやり方で今でも私たちを幸せにしてくれる。



私は中居担だけど、ステージに立つ3人にずるいなんて思わなかったし、SMAPの曲を歌った木村くんを見てずるいなんて思わなかった。なんかそういうのは全然思わなくて、とにかく嬉しかった。

1年半前、オリンピック競技場で雨あがりのステップを歌う3人を見た時、花粉の影響だって誤魔化しながら泣いた。クソ野郎のラスト、慎吾が新しい詩を歌うシーンを観ながら泣いた。Flowでサンセットベンチが初めて流れた時は泣くつもりなんてなかったのに気づいたら泣いてた。

どれもこれも嬉しかったからだ。私は彼らの歌がずっと好きだった。


中居正広は歌わないし、コンサートもしないし、少しだけ踊ったけど最後まで深く帽子をかぶったまま顔を見せなかったし、私たちにキャーキャー言わせてくれない。踊ってとも歌ってとも思うことはあるけど、それを不満に思ったことは私はない。だってそうしようと決めたのは他でもない中居正広だから。そういう人だし、私はそんな中居正広がとても好きだから。その時がくるまでゆっくり気長に待とうと思っている。できれば近いうちにみれれば嬉しいけれど。



歌わない人も、いろんな人と出会い新しい曲を増やしながら歌う人も、たくさんのひととの関わりの中で歌うことを決めた人も。
おんなじグループだったのに、ほんとうにそれぞれだね。私はそんなみんなが愛おしくてしかたない。



また歌ってくれてありがとう。踊ってくれてありがとう。こんな素敵な空間にいれた私は世界でいちばん幸せ者だよ。







キンキコンに行った時の記事に「推しは推せる時に推せ」というようなお話をした。

そのとき、ジャニーズ事務所SMAPというグループのコンサートをもう見ることは出来ない、と書いた。
文字通り、ジャニーズ事務所所属ではなくなったメンバーもいるから、そういう形でのコンサートは不可能に近いだろう。

でも、私は、実現することのなかったSMAP25周年コンサートをずっと諦められていなかった。当たり前にあると思っていた。SMAP 25 YEARS引っ提げて、ドームで。この目で見れることを。当たり前なんてないし、永遠なんてないのに。



一昨年のデビュー記念日のお祝いをしてしばらくして、急にSMAPに関するあらゆるものが見れなくなった。SMAPの曲も聴けなくて、コンサート映像もみれなくて、もちろんTwitterなんてみれるわけなくて、あの時は本当にこれはどうしようかなと思った。
それぞれが出てる番組は普通にみれてたんだけど、過去の映像になるときつい。曲も聴くとつらすぎるから聴くのをやめた。

多分半年くらい一切触れずにいたんだけど、急にSMAPに会いたい!って衝動が駆け巡って、気がついたら私が大好きなエスマをみていた。私の全細胞で帰ってきた!って思った。


SMAPがいなくなったことを認めたくなくてかなり無理をしていたのだと思う。全然そんなつもりなかったけど。映像を観ていれば、曲を聴いていれば少なくとも私の中だけではSMAPは生きている。でも想像と現実は違い矛盾が生じ、オタクでいるのは楽しかったけど寂しくて、会いたくて、時間が戻ってほしくて。そんな私に必要だったのが半年という時間で、それを経た今、なんとなく、本当の意味でのスマオタになれたのではないかと思う。


でも、ほとんどオタクをやる上でのスタンスみたいなものは変わってない。
最後の日、中居正広が言った「誰も悪くない」と言う言葉。それをずっと心の中で繰り返している。それが全てなんじゃないかな。


これはずっと言ってるけど。
私は今の5人も好きだし、それぞれの活動を応援している。それとは別で、やっぱりSMAPが好きだ。ずっと。みんなの今も昔も、全部が。


再結成してほしいと思う。また5人でドームでコンサートをしてほしいと思う。中居正広の「We're SMAP!」がききたい。くだらない長いMCが聞きたい。体力がなくなってすぐ疲れる話とか、連続でアップテンポの曲はキツい話とか、もう50歳が見えてきた話とか、慎吾がまさか40歳を超えるなんてとか、そういう話。みんなケラケラ笑って、歌って、踊って、そうして「また遊ぼうね」って言ってほしい。それだけなのに。それだけって言えるほど簡単なことじゃなくなってしまったから。


言葉にすると難しいし、妥協案かと言われればあれだけども、必ず退所だとか必ず再結成だとかって頑なではなくて。いろいろ難しい世界であることもわかってるから。
中居正広や木村くんの名前を3人が普通に、いちいち騒がれなくなるくらい普通に言えたり。昔話とかも普通に話せたり。逆も然り。「そういえばこの間木村くんから…」みたいなこと、ごろさんとかさらっと話しそう。番組で共演……はしてほしいな。SMAP曲を歌えたりもできれば。SMAPとして活動してくれるのがもちろん一番かもしれないけど、そうじゃなくても5人が前みたいに笑って話してくれるならなんでもいい。



さっきも書いたけどずっとSMAPのコンサートを諦められなかったし、なんなら30周年もうすぐじゃん…!とも思ってるけど。今回ソロコンに行って私も、すこしだけ、前に進めた気がする。SMAPの曲は聴けてなかったけど、昨日、聴きました。入ってる曲全曲。やっぱり最高。

諦めるわけじゃない。けど、今は今しかない。
木村拓哉の今を見れるのは今だけで、それなら全力で楽しんで応援する他ない。自分のペースで好きな人たちを応援すること、応援できることってとても幸せだと実感した。


推しは推せる時に推せって、キンキコンに行って気づいたんですよ。きんきちゃんありがとうね(急に)

私はやっぱり中居担だしつとぷ担だし、でも3人も大好きだし。みんな大好きだし。大好きってだけなんだよな〜






今回、歌って踊る木村くんを見て、やっぱりなんにも変わってないって実感した。
ステージ中をいっぱい歩いて、走って、2階席にもスタンドにも手を振って目線送って。ひとりなのに立ち止まってる時間より動いてる時間の方が断然多い。ダンスもキレッキレで、歌もやっぱり上手くて。全然疲れた顔を見せないでキラキラの顔で笑ってた。アリトロなんてすごかったよ。満遍なく全体を見回してファンサして、確実に何百人か撃たれてた。そしてやっぱりマナー違反には厳しい。なんといっても顔が良い。最高に良い。私に向けてくれた木村拓哉の笑顔、思い出すだけで胸が苦しい。夜しか眠れない。夢に出てくる。もう何万回も恋してるよ……重罪だ……


アイドルだった。アーティスト……でもあったけど、私はアイドル木村拓哉だ!って思った。永遠のスーパーアイドル。


木村くんのおかけで私はSMAPに出会いました。私が好きになった時からずっとかっこいい木村くん。最前線に立ち続ける木村くん。こんなにかっこよくて、時代を抱いてて、地球ごと抱いてて、キラキラアイドルで、でもMCになると急にふにゃふにゃ笑う木村くん。途中で一人で笑い出すから私たちははてなマークを浮かべて木村くんを見るしかなかった。かわいいからいいけど。誤解のないように丁寧にゆっくり話してくれる木村くん。ファンのことをいつも考えてくれる木村くん。そんな木村くんが愛おしい。
失ったものはみんなみんなうめてあげる、そんな詞の通りだ。会えて本当によかった。ひとめ見ることができて、その歌声を聴けて、本当に嬉しかった。ありがとう。








まだ全然、中盤なんですよ。終わりっぽくしてるけどまだらいおんハートじゃん。藤ヶ谷くんが来たこととかスノとの絡みとかキノコのくだりの???とか47でブリーチする圧倒的頭皮への自信とかグッズへのこだわりがさすがすぎた話とか家の近くを彷徨くファンの怖さとかジャンクション…!ってなった話とかドラマメドレーが最高だった話とかTomorrow never knowsを聴いてて思い出した「木村のドラマの中で一番好きだな〜」って言った中居正広のこととかMy lifeかっこよすぎたこととかアリトロがやばすぎた話とか、アリトロで絶対に私にファンサしてくれた話とかなんならメンステでこっちにきてくれた時しゃがみこんで私のほうをまっすぐみてくれた話とかOne Chanceと夜空ノムコウの話とかもう全部話したい!!!!!!!!


1万字超えました。ごめんなさい。こんなに長くなるとは思わなかった。この調子でいくと2万超えるね。まじでごめんなさい。どこがレポだよただのオタクの決意ブログじゃねーか。


というか、今回のソロコン540倍だったんですね……すさまじいね……今更だけど中居担の私がおじゃましてしまって申し訳ない気持ちが……
次のコンサートがもしあったら、その時は全木村担さんが行けることを願って……



ひとまず終わらせます。結果的にこんな書いといて言いたいことって、最高だったよ!ってことです。さいこうだったな。本当に。




なんかとてもキラキラアイドル中居正広を見たくなってしまった……中居正広がもしソロコンやるとかなったらどうしよう。まじで。私どうすればいいのかな……地図のファンミ東京は行けないので……3人に次会えるのはいつかな……というか中居正広に会えるのはいつかな……


まだ推敲してませんが追記するかも。なんか変なとこあったら教えてください。






「この先どんなに辛くて苦しい時があっても、みんな腐るなよ!!!!!」

この言葉を胸にまた生きていきます。