自担、中居正広が退所する

「3月いっぱいをもちまして退所をすることになりました。まだ後1ヶ月ちょっとあるのですがこれまで通りのことはやりたいなと思っています」

弊社所属タレント 「中居正広」に関するご報告

平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
この度、中居正広は2020年3月31日をもちまして、独立することとなりました。
ジャニーズJr.として入所してからの約34年間、SMAPのメンバー、そしてソロのタレントや俳優としての活動を支えて下さったファンの皆様並びに関係者の皆様に心より感謝申し上げます。
私共は昨年春より話し合いを重ね、彼の決断を尊重し、これまでの貢献に対する感謝の言葉と共に送り出したいと思います。
皆様におかれましてはこれからも中居正広の活動を温かく見守って頂けますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

2020年2月21日
株式会社ジャニーズ事務所



最愛の自担、中居正広ジャニーズ事務所を退所する。





中居正広ジャニーズ事務所を退所するという速報ニュースを目にしたのは2月20日の夕方だった。

ふとTwitterを開いたらトレンドに自担の名前がいた。そんな珍しいことでもなかったけどやけに不穏なワードが並んでいたから検索したら、案の定不穏なお知らせだった。

目の前がチカチカして指の先がすーっと冷たくなった。久しぶりの感覚だった。




私はジャニーズ事務所所属の中居正広しか知らない。
だから、中居正広ジャニーズ事務所所属じゃなくなるなんて未来を、多分今まで考えたことがなかった。


ジャニーズタレントを応援するにあたって、自担の退所まで予測しているなんて人はそんなにいないと思う。
もちろん私もそうで、あんなことがあってなお、中居正広がジャニーズじゃなくなるなんて思ってなかったのだ。ファン心理というのは面白いと思う。



この報道を受けて、同じ中居担でも捉え方は様々だった。
手放しで喜ぶ人、悲しむ人、不安がる人、とりあえずポジティブシンキングする人。

私はというと、なにがなんだかわからなかったというのが第一の心情だ。
とにかくわからない。
頭の回転が遅いから、騒がれている「中居くん」と自担の「中居正広」が同一人物であると、わかってはいるけど理解できなかった。



夜は眠れなかった。やっと夜中の3時を過ぎてベッドに入ったけど、目をつぶれば明日の会見を思い浮かべるし、漠然とした不安で眠れるわけがなかった。
当然寝不足で起きた。今日は休みで予定もなかった。すごい運だと思う。
いつも休みの日なんて昼過ぎに起きるのに、ほとんど寝ていないにも関わらず朝という時間帯に起きてずっとスマホを見てた。びくびくしながら。

でも予想に反して何も情報はない。
そもそも、退所するというのも会見をやるというのも公式からの発表ではない。
なんとなく嫌な感じはしていたけど、知らないうちに発表されてた、なんてことではなかったから少しだけほっとした。



結構待ってたんだけど、何にもない。昼くらいかな〜って思ってたけどそれも違うみたいだった。調べてると、16時からテレビ朝日でやるらしいと。ぼーっとしてたら時間なんてあっという間に過ぎる。

生放送かなって思ってたけど、どうやらそれも違うらしかった。
情報解禁は18時半ということだった。またそれまでおとなしく待っていた。中居正広が言いたいこと、伝えたいことをお話できていることを願って。


ジャニーズ事務所はすごい。
本当に18時半ピッタリに、それまで地上波でびっくりするほど取り上げられていなかった「中居正広 退所」という衝撃のニュースを、唐突に会見の模様をお伝えします〜というノリで流し始めた。これにはびっくりした。






「あ、こんにちは。え、ちょちょちょちょっと……皆さんあわてんぼうだなぁ……ちょっと待ってください、座ってください、座ってからですよ〜。え、近いんですけどちょっと〜え、こんな感じですか?全然想定外なんですけど〜」



いや、想定外なのはこっちのセリフだ。

いやいやいや、え?そんな感じ?まって、いやその感じでいきます?そっちのパターンでしたか!
と、テレビの前で今か今かと待っていたオタクは皆思っただろう。



会見なのに15分前入りしちゃう中居正広。集まった記者の方々も座ってなかったからびっくりしてんじゃん。自分から囲み取材にする人ってなかなかいない。

近い近い座って〜なんていいつつ、自分をぐるっと囲むカメラに目を向ける中居正広

フラッシュの点滅にご注意くださいという自作パネルを持って「こんな来るんですか?こんにちは〜!」なんて言う中居正広

「本番いきますんで、よろしくお願いしまーす。いきまーす、5秒前、4、3、2、1……」と言ったあと神妙な顔で登場して一礼する中居正広

「ただいまより、私、中居正広退所ロングインタビューを開催したいと思います。よろしくお願いします」とかわいく笑う中居正広



信じられないかもしれないが、これはジャニーズ事務所退所記者会見だ。




「次のステップに進むにあたってそろそろ考えなきゃいけないのかなって。今までお世話になった会社を辞めてでも環境を変えなければいけないなって思ったのが正直な理由ですかね」

退所は去年の春頃から考えていた、ということ。
これには少しというかかなりびっくりした。

中居正広は「現状維持」というようなことを言っていたからだ。
芸能界における現状維持というのは想像もできないほど大変なことだ。特に中居正広はいくつも冠番組を持っており、クオリティを下げず全てを続けていくというのはとても難しいと思う。中居正広のような人間の言う「現状維持」は、私のようなのらりくらりと適当に生きている現状維持とは全く違う。


そんな中居正広が、退所を考えていた。
自担がそんなことを考えているとは知らず、私はいつも中居正広は今日もかわいいと言っていた。


「1日でも早く辞めて何かやりたいことがあったわけではない。兼ね合いとタイミングを見計らいながら会社の人たちと日時を決めていこうと話していた」と。
準備野郎の中居正広らしい。退所するわけだから、契約がどうのなんてこともある。だからそういうことを整理しながら進めていったのだと思う。

けれど、その直後にジャニーさんが体調を崩して倒れてしまった。




中居正広とジャニーさんのエピソードはたくさんある。


光GENJIのコンサートでSMAPのコーナーが設けられたのだがMCで話しすぎて新幹線の時間に間に合わなくなり「You die!」と言われたこと。

ケンカして電話投げられたこと。(俺避けたけどね!と言っていた)

(うん)いぇい!(うん)いぇい!というリズムで腕をあげる必要があったが、どのタイミングであげるかわからずもたもたしていたらジャニーさんがカスタネットを持ってやって来て「カチャン ユー!カチャン ユー!」と教えてくれたこと。(カスタネット伝説)

ジャニーさんがよく使う照明をジャニーさんが好きだからってそればっかり使ってたら「そればっかり使ってちゃだめだよ!他の色を使ってこそこの色が際立つんだよ!」と教えてもらったこと。

MCで全く話せなくて落ち込んでいた中居正広に全部台本を考えて渡してくれたこと。

頑張りすぎて倒れた中居正広を車で病院まで連れていったこと。

「Youは33で死ぬ!」と10代の頃から中居正広に言うから結構信じてたんだけど、普通に生きて34歳になったから「俺生きてたよ」って言ったら「死ななかったね」って言われたこと。



挙げてみれば全部濃いエピソードだと思う。
ユーダイのエピ、これは最高に面白い。お前死ねってことだからね。10代の男の子に向かって対等に接せるジャニーさん好き。
個人的にはカスタネット伝説も好き。


日経エンタで光一くんが話してくれたことなんだけど、ジャニーさんが入院した病室にエンドレスでずっとかかっていたジャニーズの全グループの曲のメドレーは中居正広が編集したという。
もうほんと、中居正広がめちゃくちゃ中居正広だと思った。すごい中居正広してんじゃん!って思った。

時間を見つけてはずっとジャニーさんの病室に通っていた中居さん。俺が声掛けても全然反応しない!なんて言ってたけど、きっとジャニーさんはとても嬉しかったと思う。このエピソードを聞いた時はちょっと泣いた。

お仕事があってお葬式に行けなかった中居さん、タッキーに遺骨をもらった、と。よかったね!かっぱらったなんて言い方相変わらず湘南ボーイだね!




社名を聞かれて恥ずかしがる中居さん。照れ方と誤魔化しが尋常じゃないから何があったのかとおもった。のんびりな会。なんだよかわいいが限界突破じゃんか。大好きなお父さんの命日に立ち上げたのも、中居正広だなと思った。ここまで中居正広中居正広してくるとこちらとしては戸惑う。嬉しくて。




「解散して丸3年になりますので、そのタイミングで僕自身もジャニーズ事務所にいながら会社を作って…ということがありまして、3月になりました」

中居正広に言われて気がついた。もう3年が経つのか。

会見という言葉が怖いと思うくらい、いろんな発表に敏感に反応してしまうくらい、あの時期のことは恐ろしくて思い出したくない。ずっと苦しかった。怖くて仕方がなかった。不安に包まれた一年だった。それはSMAPも同じだった。
あの一年が終わって、みんなそれぞれ別の方向に進んだ。


自担の退所は経験したことないが、自担と同じくらい好きな人たちの退所は経験した。
不安で堪らなかった。悲しくて堪らなかった。前日のワッツで流れたFlyを一日中聴いた。
3人の退所と今回の中居さんの退所は、かなり違うのだと思う。違うのだけど、でも、悲しいものはかなしい。やっぱり心にぽっかり穴が空いたままだ。

こんなのを書いておいてあれだけど、まだちょっと整理できていない。たしかに会見を見る前よりは気持ちは明るくなった。前向きに考えられるようになった。けれど、寂しいのだと思う。ジャニーズに中居正広がいないことが。これは3人が退所する時に感じた寂しさと同様だと思った。
事務所に恨みつらみはあるしやり方はすきじゃない。でもやっぱり、ジャニーズがあったからこそ私はSMAPに出会い、中居正広を好きになった。母がジャニオタだったから小さい頃からジャニーズの知識はあったし、年越しはカウコンを見るのも普通のことだと思っていた。
SMAPに出会ってからはまあひたむきにずっとSMAPだけを見てきたけど、周りのジャニオタ友達の影響もあってどのグループも好きだし、ジャニーズというあの世界に浸っている時は楽しいことに間違いはなかった。


だからこそ、寂しいのだと思う。
ホームページには中居正広の名前が消える。アー写いつ変えるの?という議論もしなくて済むようになる。ジャニーズの中居正広でなくなる。なんだか、それがとても寂しい。
後輩との共演はどうなるのかな。絡んで欲しい人とかいっぱいいる。中居さんに憧れてます!って言ってくれる人も知ってる。今まで通りにはならないのかな、なんとかなってほしいな……と思う。
何が言いたいって、結局寂しい。わかんないけどさ。複雑なんだよオタク心って。

退所が嬉しいという人の気持ちもわかる。悲しい人の気持ちもわかる。わかるからこそ、やっぱり複雑だし、でも中居正広の決断を応援したいし。
っていうか退所独立会見がこんな和気あいあいとしたハッピーな雰囲気になるだなんて思ってなかったから拍子抜けした。安心したけどね。まだまだ全然大丈夫じゃん!なんだよ世界が終わるかと思った〜。つーか昨日のお前お通夜みたいな顔してたぞ!って。そうはいっても寂しいです。中居正広はめんどくさいで有名だけど、そのファンもなかなかめんどくさい。





東山さんに電話した話(モノマネつき)、城島くんに言い忘れてたごめん!って話、その流れで「昨日、4人にもメールで伝えました」と。

中居正広が4人のアドレスを知っていることがバレてしまった……!!!!!!


と思ったのはまぁ一瞬で、その後は嬉しくてなんかよくわからなくて泣いた。だって、当たり前のように「4人には伝えた」なんて言った。

2017年かな、番組で、結婚したら誰呼ぶ?って話になって「メンバーは呼ぶよ!」と言ったことを思い出した。
中居正広のこと、私はきっと16%くらいしか知らない。私はアイドルの中居正広しか知らないからだ。
でもわかる。中居正広の中で4人(森くんもいれて5人だけど)はもう別次元。家族でも友達でもなんでもない、SMAPってジャンルなのだ。
「中居くんと友達になりたい」っていじける慎吾に「お前はメンバーなの!定員6人まで、そこに所属してんの!」って言った中居正広中居正広が言うメンバーの重さ。4人と言って、国民全員が中居正広がさすその4人が誰なのかわかる。4人という言葉の重さ。



再結成は?と聞かれて「ゼロではないですし、100%ないとはいえない」と言った。

SMAPの不仲報道は本当だったのか?と聞かれて「報道もよく見てないし不仲!というものもよくわからないですけど、不仲でいいんじゃないですかね。別にいいんですよ。本人たちが分かっていれば。夫婦とか恋人同士、家族、友達同士でも、自分たちが分かっていればいいことであって」と言った。

30年間振り返って、印象に残ってる出来事は?と聞かれて「いや〜選べないですよ。すごく難しいですね。SMAP一緒だったら間違いないですから、それは本当どの場面っていうのは選べないですね」「選べない、いっぱいありすぎて」と言った。



中居正広のなかには、いつまでもSMAPがある。メンバーがいる。
もう、それで、十分だと思った。

そんなこと知ってたけど。知ってたけど、私は今日それを改めて知ることが出来て、それでいいと思った。




この界隈にいると、退所してほしいしてほしくないという話になる。
再結成するとなると退所せずにはいられないだろう。けれど、前述の通り私は中居正広の退所を考えられなかった。だから本当にわからなかった。何が正しいのか、間違っているのか、もう何もわからなかった。応援?どうすればいいの?私のこれは合ってるのか。間違ってるって言われたらどうしよう。そんな風に悩んでいたこともあった。実はつい最近までそうだった。


再結成してほしい、でも再結成が絶対でそれさえあればどんなことがあってもいいとは思っていなかった。私はみんなそれぞれが好きだった。だからそれぞれの活動を応援していた。単純に彼らが好きだったからだ。
でもやっぱりそれとは別次元でSMAPが好きだった。これだけは譲れない。また5人でいるところがみたい。5人が笑っているところがみたい。何気ない世間話をしてくれるだけでいい。ただ5人がいればいい。

でも世の中は難しい。思った通りになんかいかない。3人は退所して2人は残った。その残った2人も同じ事務所なのに共演なんて全くなかった。ただ、彼らが好きなだけなのに。



でも、3年も経てば世界は変わるのだと知った。

3人は地上波のテレビに出るようになった。
稲垣吾郎はラジオで夜空ノムコウ(スガシカオさんバージョンだけど)を流してエピソードを語った。
香取慎吾木村拓哉のドラマ『グランメゾン東京』をみていたこと、三ツ星ポーズまでした。
ガキ使で草彅剛は「中居君」を連呼した。
木村拓哉はソロコンでSMAPを歌った。



中居正広ジャニーズ事務所を退所する。

世界は変わる。





木村くんのソロコンの会場に中居正広の車が入っていったという記事があった。それについて質問されて「行ってないです」って否定した中居正広

「全然ないですね。お会いしていないですし」

ジャニーさんのお別れ会で会ったよね?中村繁之さんに「中居と木村が近くにいてびっくりした」ってバラされてたけど……と思ったのはないしょだ。(さらっとメールしたって言ってたけど、中居と木村、連絡先も知らない間柄だったよね?なんなら30年間不仲で大変だったんだよね?メアド知ってたんだね??それが答えでいいんだね???)



そうしてその流れで言った。

「ファンクラブに入ってないと優先的に入れないので、入ってないんですよ。木村のも3人(新しい地図)のも」

いつまでたってもスマオタの中居正広だった。

いや、だって、10代の頃から一緒にやってきたメンバーだよね。30年近く一緒にやってきたんだよね。そのメンバーのファンクラブに入るって選択肢、存在する?
メンバーのコンサートに行ったか行ってないかの話になって、普通「ファンクラブに入ってないんですよね……」ってならないから。そもそもファンクラブって発想に多分ならないから。



ファンにSMAPの曲を贈るとしたら?と質問され、「世界……って言っちゃいけないんですか?今……」なんて挟むところ。さすが中居正広だと思った。

「なんだろ。べたに『ありがとう』とかなっちゃうんじゃないですか。つまんないですよね。感謝の気持ちを込めた歌なんですかってなったら『ありがとう』とか」って。
ありがとう。うわぁ、私もだよ!中居正広!私もそうだよ、私も『ありがとう』だよ!!!やっぱり私たち運命じゃん!!!

「急に『雪が降ってきた』っておかしいってなりますよね。まあ、いろんなメッセージがあると思いますけどこれっていうのがわからないな」の一言で、唐突に私が大好きなエスマの「雪が降ってきた〜!!!」と叫ぶかわいくて仕方がない中居正広を思い出した。私の記憶力にいかに偏りがあるかがわかった。


3人や木村くんの活動についてどう思っているかと聞かれて、楽しそうでなによりですみたいなもうリーダーというかほとんど親みたいな気持ちを吐露する中居さんには頭が上がらない。彼はSMAPというグループのリーダーだったが、この世の誰よりもスマオタなのだ。まぁスマオタっていうかこの目線はほとんど親だけどね。



「30年エンターテインメントのど真ん中でやらせてもらっていた」という言葉。
中居正広SMAPに誇りを持っていたか。
No.1にならなくてもいいもともと特別なオンリーワン、というトリプルミリオンを達成した楽曲と同じアルバムに、「そうさWe're No.1!!」って作詞した曲を入れるくらいだからね。
それまでなかなか売れなくて大変だったこと、トップアイドルにのぼりつめたこと、つらくて大変だったことだっていっぱいあっただろうけど、それでも彼は、彼らはSMAPが大好きで誇りだった。SMAPこそがエンターテインメントだった。




やっぱり、好きだと思った。いやずっと好きなんだけどさ。何があっても好きなのだと思った。中居正広という人が好きなのだと思った。

昨日4人にメールしたって言ってたけど、昨日の木村くんソロコンで「俺たちには明日がある!」って言って俺たちに明日がある歌う木村拓哉とか、メールもらいつつそれに一行で返して普通に動画アップする草彅剛とか、なんかもうすごいよね。すごい人たちだよね。



全部全部、愛おしい!!!!!!








2020年3月31日をもって、中居正広ジャニーズ事務所を退所する。


考えられないと思った。ありえないと思った。会見を見るまでずっと。
ジャニーズの中居正広しかいないと思った。


けれど、中居正広は自分で道を切り拓く。





中居正広ジャニーズ事務所に対する思いは、ただのオタクの私にもしっかり伝わっている。

あなたがどれだけジャニーズの中居正広を誇らしく思っていたか。一人で出演している番組でも、常に「SMAP中居正広」「ジャニーズの中居正広」でいた。組織の一員だと。一人だけど一人ではないのだと。
年末のラジオで言った「ジャニーさんの顔に泥を塗らないように活動していきたい」という言葉。
会見での「情報が漏れちゃったりすると色んな人に迷惑がかかるからなんとかここまで持ちこたえて……」という言葉。



34年という長い時間をジャニーズとして過ごした中居さん。中居正広が入所した1986年なんて、私まだ全然生まれてない。そう考えると、本当にすごいと思う。とんでもなくすごいと思う。
デビューが2位で怒られたこと、SMAPが軌道に乗るまで大変だったこと、これまでのアイドルではいられなくなって模索したこと。そして国民的アイドルになったこと。
運が人の30倍くらい良いって占いで言われてたけど、たしかに運もあるけどひたむきな努力と周りからの信頼と持ち前のオーラと才能とかわいい顔でここまできたのだと思う。



どこまでも、人への思いやりと気遣いと愛情に溢れた中居正広さん。

俺重いの嫌い、好きでいるのは勝手だから好きにして、そんな風に言うけど、いつだってファンのことを考えてくれていた。
愛してないとか気持ちわり〜!とか言うけど、「ファンの子は大事」とずっと思っていてくれている。



おじいちゃんになってもSMAPでいたい。
SMAPは二つ目の名字。

誰よりも何よりもSMAPを愛していた中居さん。
5人旅で、酔った中居さんが言った「俺100人だったら相手できる。10人相手が突っかかってきても俺絶対SMAP守れるよ」という言葉。
自分の中の大事なものランキングでSMAP1位にしちゃう中居さん。


2016年12月31日、SMAP最後の日のラジオで「誰も悪くない、メンバーはこの一年本当によく頑張りました。褒めてあげてください」と言った。

ちょっと声張りますねと言って「慎吾!剛!吾郎!木村!SMAP!じゃあね!バイバーイ!」と叫んだ。その後にかけた『SMAP』。きっとずっと忘れない。




47歳なのに信じられないほどかわいいお顔で、私は少し心配です。かわいいかわいいって言って申し訳ない気持ちもあるけど、わかってほしい。かわいいものはかわいい。

歌ってほしいし踊ってほしい。でも、気が向いた時でいいですよ。ちょっとやっちゃおうかなって思ったらやってみてください。その時は事前にお知らせしていただけると助かります。




中居正広さんの人生にきっと私はいない。けれど、私の人生にはいつだって中居正広がいた。私の青春だった。


「感謝というか、陳謝というか、(SMAP解散して)3年間こんな僕ですが、信じてくれている方、期待してくれた方との交流がないですし、申し訳ないなって思います」なんて。

あなたがいたから私がいます。あなたほどのものすごい人が、素敵な人が、こんな僕なんて言わないでください。ちょっと悲しいです。

というか、こちらこそすみません。申し訳ないなんて言わせてしまって。
私がSMAPを好きでいることが、名前を呼び続けることが、少しだけ期待していることが、負担になっているかもしれないとか。考えたことがありました。だから、本当に私こそ申し訳ないって思います。






「よく聞かれますけど、解散のときとかもそうでしたし。間違った判断をしてしまうこと、あると思いますし。後悔する決断があってもいいんじゃないのかなって。あるいは後悔がないようにしなさいとか、上の人に間違いがないようにとか言われますけど、もし時が経てば後悔が勝っていても、飛び込まなければいけない瞬間というのは、人生の中で1度や2度あってもいいのかなーって。思えるようになったというか。そこに足を踏み入れたら、どうなっちゃうかわからないっていう自分もあるんですけど、踏み入れるっていうのも。で、しっかり後悔を受け入れるっていうのも大事なんじゃないかなって」


中居正広の、ジャニーズ事務所を出て独立をする、ひとりでやっていくという決断。覚悟。
きっととても悩んだと思う。いろんなことを考えて考えて、決めたのだと思う。
「レギュラーが減ったりとか最近中居くん見ないねとか。テレビなりお芝居なり歌なりっていうのは、僕に魅力を感じないっていう……そうなったらそこまでのタレントなんじゃないかなって思います」という言葉を言うくらいの覚悟なのだと思う。
正直、ハッとした。あ、そういうことも全部全部わかってて、それでもひとりでやっていくんだ、と思った。

みんなそれぞれ、ものすごい覚悟を持っていろんな決断をしている。それを背負って今を生きている。退所もそうだし、独立もそうだし、ゼロからやっていくのもそうだし、事務所を出ないのもそう。解散もそう。歌うのも踊るのもアルバムを出すのもファンミーティングをするのもコンサートをするのも。全て。
だから私もぐちゃぐちゃ考えてないで、大好きな人を真っ直ぐ見つめたまま、好きでいつづける。覚悟を持って。結局どうなっても好きなものは好き。うん。きっと後悔はしない。




独立してどうなるかなんて私にはわからない。
何があるかわからない。でもきっと、間違いない。
私はこれからも中居正広を好きでい続ける。ずっと。うざがられようとだるがられようと、素直じゃないな〜なんてニヤニヤしながら応援し続けようと思う。
「ついてくる勇気のあるやつはついておいで」と言われたので。これからもずっと。

あなたは私の永遠のスーパーアイドル。





どうか、これからもずっと幸せでいてください。笑っていてください。健康には気をつけて。
残り1ヶ月と少し、ジャニーズ事務所所属の中居正広さん。そしてそれからの中居正広さん。よろしくお願いいたします。

愛を込めて。